妊娠して出産すると、お子さんの育児のことで頭がいっぱいになりますよね。
しかし、段々と子どもが大きくなり、小学校高学年くらいになってくると、教育費というものにとてもお金がかかることを知るようになり、慌てて貯金をしないと間に合わないという状況になります。
我が家は大学に行かせたからわかりますが、学資保険だけで完全に学費を賄うということはほぼ無理だと思っています。
そんな実体験を元にして学資保険に加入すべき本当の理由を本音で書いておきます。
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学資保険は必要なのか?
学資保険ですが、今、この記事にたどり着いているということは、多少は気になるし、掛けようか掛けないでおくか迷っているのでしょう。
ズバリ!!!
学資保険は必要なのか?と聞かれたら、大学入学前に掛けておくべきだった…というのが本音でしょう。
そのため、私の解答としては「学資保険は必要だ」と思っています。
ただ、学資保険だけで大学進学の費用の全額を賄えるかと言われれば、それはNOです。
基本的に大学進学の場合、自宅から通うなら入学金+授業料やテキスト代などでなんとかなるのですが、一人暮らしを必要とする進学になる場合、入学金+授業料、テキスト代の他に生活費がかかってきます。
この生活費ってのが進学する地域によって大きく異なる部分なのです。
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上の子ですが、現役で千葉大学に合格しました。ただ、独学でというわけにはいかず、高校3年のときに予備校に通って対策しています。大学入学のために使ったお金(予備校、受験のためのお金)は約280万円で、県内の大学という方でもその半分くらいはかかるということ。
2人目は自宅から通える私立大学に一般で入学しており、入学金+前期授業料で約100万円を払っております。その他に通学するための定期代もかかります。
これを踏まえると、1人のお子さんに大学進学の費用を準備するなら最低でも500万円は欲しいというのが本音です。
ちなみに…我が家は、旦那の親が子どものためにということで20年以上前になりますが、満期受取額300万円の学資保険を掛けており、それぞれの学資保険が今は満期となっており、割戻金を含めると約380万円となって戻ってきました。
※年収400万円台の我が家では満期金300万円2口ってキツイ掛け金なので親にはとても感謝しています。
この学資保険があったけれど、上の子の場合、県外に進学したことで、学費の他に生活費が必要になり、全額を賄うことができませんでした。
そういうことを考えておくと、国からもらえる児童手当をしっかりと積み立てておき、そのほかに学資保険も加入しておかないと、大学進学の費用は賄うことができません。
ちなみに…生活がキツイというご家庭の場合、奨学金制度を使う方法もあります。
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学資保険が必要だと思われるご家庭
さて、ここまでお読み頂き、大学進学にかかるお金…かかるな〜と思われたのではないでしょうか。
そこで、まず考えるべきは学資保険が必要になるご家庭を書いてみようと思います。
学資保険ですが、短期間に決めるということはとても手間のかかることで、何よりも各保険会社毎に学資保険の内容が違うので、どれを掛けようかと迷うところでしょう。
ただ、一つだけ言えるのは学資保険は身の丈にあったものを掛けるというのが鉄則です。
身の丈にあった学資保険…
これ、年収400万円のご家庭と、年収1,000万円のご家庭では掛けられる学資保険の金額が違ってきます。
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先日、ふと我が家の支出の割合を見ていたら、あの有名なFPさんの横山光昭さんの記事を目にしました。 そこに書かれていたことはほんの一部ではありますが、どうやら以前、NHKのテレビの出演された時に「家計の ...
私がよく参考にする数値として、横山光昭さんが出している家計の黄金比率でみてください。
無理なく掛けられる保険料の割合って6%くらいなんですよ。
年収400万円:24万円
年収1,000万円:60万円
年収によって掛けることができる学資保険の金額がこれだけ差がでてきます。
これを見ると、医療保険も含めて6%なので学資保険がこれに入ると…6%の比率を大きく超えてしまうのです。
ただ、学資保険ってのは貯金と考えることができますので、医療保険高額なものに入っていなければ、そこを合算して、貯蓄と保険をプラスして考えてみてもいいと思います。
こういう計算を先にしておき、学資保険の資料請求をします。
↑こちらから、明治安田生命つみたて学資の資料請求ができます。
ご自身が気になる学資保険の資料をもらったら、今度は学資保険の相談をしてみましょう。
↑マネードクターは経験豊富なFPさんが多数おり、学資保険についての知識を持っている方が多く、相談がしやすいです。
お子さんが生まれて今は先のことはわからない…と思っていると、加入すべき時期を逃すことがありますので、早めに行動しておき、1歳の誕生日前に加入すると掛け金や受取を考えた時に有利になります。