学資保険を妊娠中から検討しているプレママさんは多く、何よりも確実に子どもの教育費を貯めるということを意識していることがわかります。
でも、妊娠前の加入と、1歳前の加入(0歳で加入)した場合、どのくらい差がでるのでしょうか?
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妊娠中の学資保険加入
妊娠中の学資保険の加入条件はたったひとつです。
出産予定日の140日前から加入ができます。
仮に、出産予定日が4月20日だったとします。ここから遡って140日前に加入できるということになります。
加入年齢の限界は、5歳という保険会社もあれば、JAこども共済のように12歳までOKというところが多く、何よりも加入するなら早めがいいというのは、掛金の問題からそのように言われています。
しかし、本当に早く加入するのが本当にオトクになるのでしょうか?
こちらの記事を見ていただくと、メリットとしては「親が死亡したときに保険金払込が免除になる」ことに加えて、「産後は授乳などの育児で検討している時間が持てない」という2つが書かれていました。
しかし、お産を経験している方はわかると思いますが、お子さんの夜の授乳というのは長くても3ヶ月〜4ヶ月くらいです。そして、授乳時間の感覚が2時間とか3時間取れるようになってくると保険の比較をするくらいの時間は確保できるものです。
自分で比較しきれないというときには、専門のFPさんの無料相談などを利用してみるのも一つの手です。産後2ヶ月経ったときに、FPさんの無料相談をする方は多いですから利用を検討してみてもいいと思います。
それよりも、私が考える生まれる前に学資保険に加入するメリットは、保険の満期金受取に合わせて安い保険料で契約できるという点でしょう。
各学資保険会社の受取日
お子様の年齢【0歳】18歳払込完了(※18歳から学資金を受け取るタイプで試算)
保険料 | 総払込額 | 返戻率 | 満期金受取日 | |
ニッセイ学資保険 | 月12,680円 | 2,738,880円 | 109.5% | 学資年金契約の契約応当日(*) |
年150,510円 | 2,709,180円 | 110.7% | ||
ソニー生命学資保険(Ⅲ型) | 月12,642円 | 2,730,672円 | 109.8% | 誕生日直後の契約応当日 |
年150,186円 | 2,703,348円 | 110.3% | ||
JAこども共済(すてっぷ) | 月12,780円 | 2,760,480円 | 108.6% | 誕生日直後の契約応当日 |
年146,970円 | 2,645,460円 | 113.4% | ||
アフラック学資保険 | 月13,250円 | 2,862,000円 | 104.8% | 誕生日直後の契約応当日 |
年154,879円 | 2,787,825円 | 107.6% | ||
かんぽ生命学資保険 | 月13,170円 | 2,844,720円 | 104.8% | 誕生日直後の契約応当日 |
年156,591円 | 2,818,638円 | 106.4% | ||
明治安田生命学資保険(※1) | 月14,626円 | 2,632,680円 | 113.9% | 払込終了後、最初の10月1日 |
ー円 | ー円 | ー円 | ||
フコク生命学資保険(※2) | 月13,300円 | 2,713,200円 | 110.5% | 契約応当日(祝金は11月1日) |
ー円 | ー円 | ー円 |
(※1)明治安田生命の学資保険は15歳までの払込となります。
(※2)フコク生命の学資保険は17歳までの払込となります。
契約応当日とは?
契約応当日とは、保険契約の期間中にやってくる契約日のこと。仮に4月1日に契約した場合、年払いは4月1日、半年払いは4月1日と10月1日、月払いは毎月1日が応当日となります。一時払いや全期前納の方は4月1日となります。
これを見ると…ほとんどの保険会社が契約応当日としています。
つまり、18年間掛ける保険ということで考えると産まれる前の加入であれば払込が少しだけ早く終了するという考え方で間違っていないはずです。
でも、妊娠中の加入は確かにオトクではありますが…受取日を優先するのか、最終的に貰える満期金+配当金を優先するのかによって変わってくるでしょう。
そのあたりも、FPさんの無料相談であればしっかりとアドバイスしてもらえます。
大学資金に使う場合は10月1日に受取を!
もし、将来の大学の資金に使いたい!ということを優先されるのであれば、10月1日には契約を済ませておくことが大切です。
妊娠中の加入であれば、出産予定日140日前加入ができます。そして1歳になる前の日までは掛金が同じです。
そこで、逆算して10月1日に契約をしておくことが学資保険では大切だと思っています。
オトクを考えるならば早めの加入がいいのですが、大学進学に使うという目的があるのであれば、10月1日が契約応当日になるように契約しておくことが重要。
契約応当日を過ぎていても、請求をしなければ据え置き利息が加算されていき、お金が増えます。いざ必要になったときに請求をすればいいだけなので、満期を迎えてもそのまま積立しておけば貯金と同じ感覚で便利です。
祝金などは受け取らず据え置きが原則!
もし、学資保険の中に、中学校入学時に祝金、高校入学時に祝金という途中で祝金を受取りできるタイプに加入されているという場合、何かに使う目的がないときはそのまま祝金を請求しないほうがいいです。なぜなら、祝金というのは保険会社に積立したままにしておくと利息がつくからです。銀行預金利息よりも高い利率が適用されているからです。せっかく貰えるなら・・・ということで請求しても使用目的がない場合はそのまま満期まで積立しておくほうがよりオトクです。
↑まとまった資金が手元にあるという方が利用しているのがこちらの一時払い養老生命保険です。最近、とても注目されている一時払養老生命保険について紹介してます。