妊娠して、プレママ雑誌を買うと、必ず出ている広告が「学資保険」ですよね?
あちこちの保険会社が学資保険の優位性を伝えています。しかし、学資保険はいいことばかりではありません。
特に、景気があまり良くないこの時期特有のデメリットもあるんです。そんな学資保険に加入する前に知っておくべきデメリットのみを紹介します。
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学資保険の返戻率100%以上というのはウソ!?
今、多くの保険会社が返戻率を必死に100%以上にしようとしています。返戻率が高くて有名なのはソニー生命ですよね。ソニー生命でも今は110%を超えるためには一時払いというやり方しかありません。
実は、今から20年前に販売されていた学資保険というのが返戻率160%以上だったことをおそらく知っている人は少ないでしょう。
それほど、日本の保険会社がお客様から預かった保険の掛金を上手に運用できていないということなのです。
そのため、現在は、どの保険会社も、18年払込よりも10年とか15年という短い期間で掛け終えてもらうタイプの学資保険をどんどん増やしています。つまり、裏を返せば…短い期間じゃないと返戻率105%〜110%は保証できないよ〜ということを意味します。
そこをしっかりと頭に入れておいてください。
学資保険ではないものもある
今、保険の無料相談をすると、ファイナンシャルプランナーさんが勧めてくるのが低解約返戻金型の終身保険です。
現在、多くの終身保険がこの形になってきていて、短期間払込ができるようになっています。
最近では15年払込完了という低解約返戻金型の終身保険が増えており、15年払込時点で、中途解約すると…学資保険と変わらない返戻率となります。また、終身保険ですから使わない場合はそのままにしておくことで、より多くの返戻率となります。
また、最近のファイナンシャルプランナーは「USドル建終身保険」というものを推奨してきます。これはこれでメリットが多く、運用利率が3%と保障されています。しかしドルで買うことになりますので保険料が固定ではなく変動します。その点は注意が必要です。
ドル建終身保険というのは、日本の終身保険の金額で言うならば保障500万円であれば、50,000ドルを買うということと同じになります。現在のレートで買うので1ドル120円であれば、600万円の保障となるわけですね。
掛金も保障金額もレートで左右されるので、円高や円安になったときにも変わるというわけです。
USドル建終身保険のメリットは、3%保障されているというところ。最終的に同じレベルの終身保険に加入していた場合、日本の保険会社の低解約返戻金型終身保険よりも返戻率が高くなるというわけです。
このように、教育資金を貯めるという目的であれば、学資保険だけじゃなく、終身保険を使って中途解約をすることで有利になることがあるということを知っておくといいですね。
学資保険最大のデメリットはコレ!
今後、学資保険は元々、貯蓄性の高い保険となっていることで、各保険会社の運用が返戻率を大きく左右します。つまり、運用が厳しくなってくると、予定利率が下げられて、保険料もあがるということがおきてきます。
そして、2016年3月に上がった保険料ですが、2017年4月にまた掛金が上がります。つまり、今プレママさんなら、この掛金があがる前(2017年4月前)に加入をしておくことが大切なんです。
保険料が上がり、予定利率が1.0%を切ることが決まっていますので、加入するなら今なんですね。
これは学資保険にかぎらず、終身保険(低解約返戻金型)も同じです。もし、学資保険の加入を検討しているということであれば、ファイナンシャルプランナーさんの無料相談を利用してみてはいかがでしょうか!
↑経験豊富なFPさんが的確にアドバイスしてくれます。
できればお子さんをお持ちのFPさんを指名するのがコツです。同じ立場の親御さんとしての意見を聞いて加入を決めるのはアリだと思います。