今、お子さんをお持ちの方で学資保険を検討しているという方、学資保険に入っているけど月払いをしているという方に是非、読んでいただきたのが月払いと年払いの違い。
そもそも、保険ってのは月払いが手っ取り早いわけですが…実は月払い保険料を選んでいる人には大きな落とし穴があります。
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月払いって実は大損している
学資保険にかぎらず、保険というのは、払込方法が幾つかあります。
- 月払い
- 年払い
- 一時払い
- 全期前納払い
基本的にはこちらの4つです。中には、まとまったお金ができた段階で、3年分を掛けられるという形を取れる保険もあります。
この中で、手元にお金がある方が選ぶのが一時払いとか全期前納です。
一時払いと全期前納ってのは、掛ける保険の全部の金額を1回で入金する方法です。しかし、一時払いにも大きな落とし穴があります。
前納払いと一時払いを選択するひとは、まとまった資金がある方になりますので、今回は割愛します。
ここで気にして欲しいのが…
月払いで大損をしている可能性がある
ということ。
確かに、契約時に年払いする保険料が準備できなかったということでズルズル月払いにしている方は非常に多いです。
でも、最終的に受け取れる金額が0.7%〜4.8%以上も変わるとしたら…どうでしょうか?
学資保険月払いと年払いの比較
お子様の年齢【0歳】18歳払込完了(※18歳から学資金を受け取るタイプで試算)
保険料 | 総払込額 | 受取満期金 | 返戻率 | |
ニッセイ学資保険 | 月12,680円 | 2,738,880円 | 3,000,000円 | 109.5% |
年150,510円 | 2,709,180円 | 3,000,000円 | 110.7% | |
ソニー生命学資保険(Ⅲ型) | 月12,642円 | 2,730,672円 | 3,000,000円 | 109.8% |
年150,186円 | 2,703,348円 | 3,000,000円 | 110.3% | |
JAこども共済(すてっぷ) | 月12,780円 | 2,760,480円 | 3,000,000円 | 108.6% |
年146,970円 | 2,645,460円 | 3,000,000円 | 113.4% | |
アフラック学資保険 | 月13,250円 | 2,862,000円 | 3,000,000円 | 104.8% |
年154,879円 | 2,787,825円 | 3,000,000円 | 107.6% | |
かんぽ生命学資保険 | 月13,170円 | 2,844,720円 | 3,000,000円 | 104.8% |
年156,591円 | 2,818,638円 | 3,000,000円 | 106.4% | |
明治安田生命学資保険(※1) | 月14,626円 | 2,632,680円 | 3,000,000円 | 113.9% |
ー円 | ー円 | ー円 | ー% | |
フコク生命学資保険(※2) | 月13,300円 | 2,713,200円 | 3,000,000円 | 110.5% |
ー円 | ー円 | ー円 | ー% |
(※1)明治安田生命の学資保険は15歳までの払込となります。
(※2)フコク生命の学資保険は17歳までの払込となります。
これをみてもらうとわかるように、月払いで払うことを18年間続けていると、受け取り時に確実に損をしているわけです。
一番損をしている学資保険は「JAこども共済(すてっぷ)」で、年払いすると4.8%以上も返戻率が高くなります。
同じ300万円を受取する学資保険で月払いで掛けている人ってのは、115,020円も多く保険料を払っていることになります。それだけ保険会社さんの利益になっていることに気づいたほうがいいです。
18年で115,020円…と思うでしょうか?
この年間6,000円くらいですが、配当金が付くことを考えると115,000円以上も損しています。
これってもったいないというしか無いことで、月払いを続けていると、年払いしている方よりも受取に大損しているわけです。
そのため月払いで払っている人は、今すぐ辞めて年払いに変えたほうがいいです。
もし、今掛けている学資保険が月払いになっていたら、すぐに加入している保険会社に連絡を取りましょう。その上で年払いにしたい趣旨を伝えると、書面でやり取りするだけで簡単に変更できます。
学資保険だけじゃない!
基本的に、保険料は月払いすべきではないものです。これは、保険と名のつくものすべてが同じ考え方です。
一部の掛け捨ての保険の場合は適用になってないですが、積立型の保険や終身保険というのは基本的に年払いを前提で加入をしておきます。
確かに1回目の保険料の払込は大変ですが、ボーナスをもらった時に1回めを無理に年払いにしておきます。
後は、毎月の給料から保険料積立として予算立てしておくことで、次の年の保険料を払うことができます。
このようにやりくり次第で年払いにすることはできますので、もし月払いで5年も掛けていたという方は、この機会に見直ししてみてください。