お子さんが保育園に行っているときには、あまり考えていなかった習い事や学習塾。周りのママ友が通い始めたことで、我が家もやったほうがいいよね〜という流れで通い始めるママさんも多いと思います。
そこで、考えて欲しい小学校に上がると通い始める習い事、塾費用がどれだけ家計を圧迫しているかをまとめます。
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手取り収入に見合った教育費
以前、家計比率の記事を書きました。
この中で見て欲しいのが教育費の部分です。
教育費というのは…小学校にかかる費用、習い事、塾費用をすべて含めたものが家計割合の中で書かれています。
手取り25万〜30万円のご家庭の場合、教育費に掛けられる割合は10%〜12%なので25,000円〜36,000円となります。
この手取りに見合った家計割合の中の教育費の予算範囲であればいいですが、もしかして過剰な習い事、塾通いをさせていないでしょうか?
今は見えないかもしれませんが、この習い事や塾費用が家計破綻の始まりでもあります。
小学生の習い事平均金額は?
小学校に入り、1年生から6年生までの習い事や塾に通う平均個数は3個〜4個となっています。
- 習字
- スイミング
- 英語
- ピアノ
など
習い事1つでも通っていれば約7,000〜9,000円の月謝になります。
また、スポーツクラブにはいっているお子さんもいるでしょう。習い事よりは安いですが月会費として3,000〜5,000円がかかります。
この他に学習塾(学研や公文など)に通わせていると…必ず8,000円〜10,000円となります。
これ、あるご家庭の子さんが小学生2人だったと仮定します。兄弟や姉妹で2つの習い事、1つの学習塾に通っているとしましょう!
この他に、学校の費用として7,000円が2人分になります。
- 習い事 28,000円
- 学習塾 16,000円
- 学校 14,000円
となり、合計58,000円もかかっています。
これ、逆算してみて、どの年収なら支払っていけるかという部分を見ると…
手取り48万円のご家庭であればOKということになります。
もしこれを手取り30万円のご家庭でやっているということであれば、家計の見直しを早急にしたほうがいいです。
将来必要になるであろう貯金すべき金額を習い事や塾費用に充てているということになり、いざ大学の学費をというときに使えなくなります。
勉強の面で不安がある…という時は、小学校の段階であれば通信教育を利用するという方法もあります。
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ベネッセの進研ゼミは無料テキストがないので中身を確認することができませんが、ドラゼミは1週間分もテキストが届くので、中身をしっかりと確認することができます。
こういうものを利用して、塾費用を半分に減らすこともできます。
習い事は本当に必要かを話し合うこと!
確かに…
お子さんの将来のことを考えても習い事をさせておきたいと思う気持ちはわかります。でも、習い事って、そもそも毎月支払う月謝が発生します。
中にはピアノやエレクトーンを習っていると、習い事の月謝だけじゃなく楽器購入費用も発生するんです。
今、昔とは違い、毎年行われるベースアップが見込めない時代です。10年後には給料が10万円アップしているということはありえないんです。
また、いつ企業が倒産の危機にあるかもわからないご時世です。そんな中で今は50万の手取りがあるから大丈夫!という構え方では、いつか必ず教育費が元で家計破綻する日がやってきます。
周りのママ友さんが通わせている…うちの子も!という気持ちではなく、将来それが本当に必要かどうかを考えた上で習い事のことを話合いしてみませんか?