はじめて妊娠をすると、誰もが気になるお金のこと。
基本的に、医者に行くときって病気で行くのが通常なので、診療費は健康保険の摘要となり自己負担は多くても3割ですよね?
ところが、妊娠することは病気ではないので、健康保険の適当がありません。つまり、妊娠して医者に診てもらうときの医療費は100%実費なのです。
自由診療という扱いで有名な美容整形や脱毛を行う美容クリニックと同じ扱いというわけです。
そこで、一体、妊娠してから出産までにいくらくらいのお金(医療費)がかかるのかについて、自分が支払った部分を目安にしてまとめてみます。
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妊娠して出産までに支払う医療費
妊婦健診
まず、妊娠を確認してもらうために病院にいきますよね?その時は、初診料が加算されますので約5,000円前後の支払いがきます。
その後、母子手帳をもらうと「妊婦健診助成制度」が摘要されるため、14回分の検診費用は無料となります。
この無料になる健診の内容ですが、主に基本健診が公費から支払われます。(基本健診とは、問診・診察・血圧測定・体重測定・腹囲・子宮底長測定・尿検査・保健指導のみ)と定められています。
妊娠26週〜27週あたりに別の検査(貧血検査・HTLV-1抗体検査別・血糖検査・超音波検査・性器クラミジア)をします。また、36週あたりにも別の検査(貧血検査・超音波検査・B群溶血性レンサ球菌検査)をします。
この大きな2つの検査は、ほとんどの自治体が補助券を出しておらず、実費で約30,000円前後がかかります。
妊婦健診でかかったお金の合計 35,000円前後
※一部市町村では一旦全額支払って、産後にまとめて領収書を出してというところもというところもあるので、母子手帳交付の際に必ず確認してみてください。
分娩費用
分娩費用は、主に出産と新生児管理費に加えて、入院費がかかるため、約5日の入院でも35万〜45万というのが平均的な費用になります。
そもそも産婦人科というのは、出産の時間帯、自然分娩か帝王切開か、などの産むときの状況と、入院する部屋代金(個室なのか大部屋なのか)によっても入院費は大きく変わります。特に、休日や夜間などの時間外出産になると、びっくりする金額まで跳ね上がります。
そのため、産む病院を決めたら、妊娠8ヶ月に入る頃には事前予約をすることで目安となる入院費を教えてもらうことができます。
出産で入院した時に支払ったお金
- 1人目 38万(入院期間7日間)
- 2人目 42万(入院期間7日間)
- 3人目 25万(入院期間12日間)
※3人とも産科クリニックの利用ですべて個室に入院。3人目だけ別の産院でLDRがある病院でお産をしました。
3人目の時、予定日2週間前の健診で、妊娠高血圧症候群と診断されてしまい、事前に1週間程度入院をしました。そのため病気扱いとなり健康保険が適用されました。
また赤ちゃんが低体重児という診断と、黄疸が出たことで一定期間だけ保育器を利用しました。それが生まれた時から医療行為となりました。
そのために、思わぬ安いお産費用で済みました。(入院したので生協の共済に請求しています。)
その他医療費
妊娠中に風邪を引いたり、虫歯になったりすると、当然ですが医療費がかかります。また、妊婦になると便秘になったり、痔になったりもします。中には、皮膚が乾燥して痒みが止まらなくなる方もいます。
妊娠前にはなかった体調不安が出てきます。赤ちゃんがお腹にいるため、むやみに市販の薬を飲むことはNGですから、少しでも体調が悪いかもしれない…と思った時は、早めに医療機関を受診します。
妊娠中であっても、病気と診断されれば健康保険が適用になり、自己負担はMAX3割で済みます。
※一部の市町村では、妊娠中にかかった病気の医療費を全額補助してくれる制度を設けている自治体もあります。お住まいの自治体に確認して、どういう手順で受診すれば医療費が無料になるのかも、母子手帳交付時に確認しておくといいでしょう。