先日、お子さんが生まれたという知人にあることを聞かれました。
それが「学資保険って必要ですか!?」ということ。
私、大学に通っている子どもがいるので、今どれほどの学費が必要かを知っています。それで聞いてきたと思いますが…
体験したからわかる!大学進学にかかる費用の概算と、進学費用を賄うための学資保険が必要かどうかを個人的にまとめます。
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大学進学費用はいくらかかるか?
基本的に、国立大学の学費は安いと言われています。私立は国立の約1.5倍〜5倍もの学費がかかります。
国立大学ですが、入学金が一律282,000円、授業料は、約54万円です。これは学部関係なく、授業料は同じです。
しかし、医学、歯学、薬学は6年間の授業料に加えて、毎年、テキスト、実習などにお金がかかります。
文系、理系ですと、テキストや学用品というものは、国立大学はさほどかかりません。国公立ですと大学内の生協を使うとテキストは安く買えます。
私立ですが、入学金200,000〜400,000円となります。授業料ですが、文系の学部ですと100万円〜120万円、理系の学部は150万〜180万、医学系の学部ですと200万〜250万という感じです。
また私立の場合、大学によっては設備費というものを徴収することがあります。これは入学の案内に書かれていますのでしっかりと見ておきます。
大学受験の費用
大学の試験を受けるだけでも、当たり前ですがお金がかかります。
センター試験は18,000円、前期試験17,000円、後期試験17,000円となっています。私立ですが、1校あたり受験すると30,000〜35,000円かかります。
進学校の平均受験数が10校となっていることを踏まえると、受験費用だけで210,000〜300,000円はかかると思ってください。また他県に受験に行くとなると、交通費+宿泊代もかかります。
つまり、受験をするだけでも少なくても200,000〜300,000円はかかるということを忘れないようにしましょう!
我が家は7校受験で、受験費用210,000円かかりました。その他に、宿泊代+交通費+食費などの費用が合計で250,000円かかっています。
受験前にもお金がかかること!
しかし、実は大学受験というもの自体、高校生の頃から受験戦争が始まります。
自宅で独学で受験できるレベルのお子さんならいいですが、ほとんどのお子さんは塾や家庭教師、予備校というものに通って、そこから受験をします。
となると…
巷で言われている大学の入学金、授業料を払う以前に必ずまとまってお金がかかるということなんですね。
我が家の場合、高校1年の時に家庭教師をつけていました。2教科お願いして15,000円ほどでしたが、それは毎月の家計費から払っておりました。
そして、高校2年の時に東進ハイスクールでセンター模試というものを無料で受けて、その結果を元にして予備校に通い始めました。
東進ハイスクールで支払った総額は約100万円だったので、受験前に既に大きなお金が動いたということです。
お子さんが大学に進むためには…
大学進学費用だけじゃない!
ということを忘れてはいけないのです。
学資保険は必要か?
私は、お子さんを持った時、早めに学資保険に加入するのはいいことだと思っています。その理由は、そもそも大学受験の費用+大学の学費という膨大なお金があっという間に出て行くからです。
大学進学にかかるお金というのは、事前に考えているよりも想像をはるかに超える大きな出費となっておりました。
何よりも、国公立大学を第一志望にしているお子さんは、お金がたくさんかかるんです。はじめから私立1本で絞っているお子さんは、お金の計算もし易いのですが…
国公立大学が第一志望となると、前期試験の合格発表までに私立の合格発表はほとんど終わっており、私大に受かっていると、入学手続きを保留してもらうために一時的に入学金や授業料を前払いしておかねばなりません。
そういう事前にかかるお金もあるのです。慶応義塾大学の場合は、入学金のみで合格手続きを延長できますが、中にはできない大学もたくさんあります。そうなると入学金+前期授業料を一旦、納入しないといけないのです。
これが意外に痛いのです。授業料は入学しないと返ってきますが、入学金は捨てることになるお金なんです。
そういうお金のことを考えると、学資保険というのは生まれる前に加入しておくのがベストな選択ということになります。
もし学資保険は必要かどうかをイマイチ理解できない…ということであれば、保険の専門家に相談してみるのはアリです。
ご夫婦で保険ショップに行ってみて、将来必要になるであろうお子様の学費の相談をしてみるのはいいことだと思います。
我が家も、当時、保険のセールスマンの方にアドバイスしていただいたおかげで大学進学のための資金を貯めるための的確な学資保険に加入することができました。
何よりも学資保険は色々あって迷うものなので、中立な立場でアドバイスしてくれるファイナンシャルプランナーさんをこちらで探してみるといいでしょう!