我が家では、一番上の子が、小学校5年生のときに公立の中等教育学校に進学することを決め、1月の半ばに合格しています。
周りには、公立の中等教育学校にいく子ども、私立の中高一貫校に行く子どもがいましたが…
3人目の子どもが中高一貫校に行きたい!と言い始めています。
そこで、公立と私立の中高一貫校の違いを調べてみました!
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公立中高一貫VS私立中高一貫
この2つの中高一貫校、大きな違いは「学費」でしょう。
公立中高一貫校は、名前の通り公立ですから、一般の公立中学校、公立高校の授業料が適用になります。そのため、我が家も中等教育学校というところを卒業し、国公立大学に現役で合格しています。
公立の場合は給食費、テキスト代、校外学習費などがありますが、年間かかる学費としては20万円〜25万円くらいで収まります。
しかし、私立となると60万〜120万円という高額なお金がかかります。
何よりも忘れてはいけないのが通学費。中高一貫校にいくとなると自転車で行ける範囲に学校があればいいですが、学校が遠いとなると電車、バス代などがかかります。
そして、学費以外の部分でどこが違うのか、それは授業時間と進路指導の手厚さだと思います。
私立の中高一貫校、土曜日も授業があり、授業日数がとても多いです。公立の中高一貫校の年間標準授業時間が1015時間くらいなのに対し、私立中高一貫校は1150時間〜1300時間となっています。
そう、年間100時間以上も授業時間、勉強する時間がとても多いのです。
これが何を意味するか?
それは間違いなく、大学受験、難関大学受験に対応するための授業時間、受験対策をしっかりと取っているということが大きな違いだと思います。
普通に志望校に合格するということなら、中高一貫校に通い、学校の指導のとおりに勉強し、試験対策すれば叶います。
ただし、現役で国公立の難関校に合格するためには、他に塾や予備校、通信教育などの対策は必須です。
↑ここに我が家の子どもが大学受験のためにかよった塾費用についてまとめています。
公立中等教育学校のこと
中高一貫校ですが、我が家の子どもが通っていた中等教育学校ですが、毎年1〜2名ではありますが「東京大学」または「京都大学」を受験し合格して実際に進学されるお子さんがいます。
そういう意味では公立の中等教育学校の受験用のカリキュラムというものはなかなか優れていると言ってもいいと思います。(先生にもよるのかな〜とは思っていますが…)
※公立の中等教育学校は、公立なので先生の異動が必ずあります。ただし、実績を持った先生がたくさん異動されてきて7年は何かトラブルがない限りは異動しないようになっています。
我が家の子どもの話をしますが、我が家は、第一志望の千葉大学に進学しました。(そこそこ難関校と呼ばれている大学です。)そして、滑り止めとして慶應義塾大学に合格しています。
子どもの友人でAさんというお子さんがいたのですが、このAさんはとてにかく落ちこぼれで有名で、毎年学期末になると赤点ばかりが並び、留年寸前でした。しかし、高校3年のとき、人が変わったように勉強して、地元のある国公立大学工学部に現役で合格しています。
そういうビリギャルみたいな話が実際に起こるのが中高一貫校なんです。
もし大学進学を視野に入れる!ということなら、小学校の段階でしっかりと対策しておくべきだと経験したからこそ思っています。
公立中高一貫校の学費
公立中高一貫校と言っても、我が家が引落された金額をアバウトで計算してみましたが、6年間で約120万円でした。これはあくまでも学費のみです。
中高一貫校ですが引落が1年10回となっています。(一般の公立中学校、公立高校は11回)
つまり、校外学習費を含めてかかった学費が120万円なので単純に6で割れば年20万円となります。
一般の公立中学は給食費を含めて年16万円くらい、中等教育学校だと20万円くらいなのでほとんど差はありません。
しかし、高校の部分で見ると、中等教育学校もそこそこかかります。その理由は、高校2年のときに海外へのホームステイを修学旅行とする学校がとても多いからです。
そのための積立を高校入学前にスタートしますので、授業料が無償化されているものの、引き落とし額も上がります。
一般の公立高校は年12万円くらいなのに対して、約25万円くらいになってしまうのです。
有名私立中高一貫校の学費はこちらのサイトがとてもわかりやすいです。
当たり前ですが、学費の他に、制服代、体操着代、指定靴代、参考書代、電子辞書代、通学定期代などが別途かかります。
かなりアバウトにはなりますが、全部まとめると6年間で200万円はかかると思っておくといいと思います。※中学校は給食だけど、高校になるとお弁当になります。
公立中高一貫校の入試
我が家の子どもが通ったのが中等教育学校です。
その入試はどんなものだったか?
実は、筆記試験はありません。
概要で言うならば、小学校の内申点と試験日当日の適性検査のみで合否判定が行われます。
適性検査ですが、1つだけ難しいと言われているのが
あるテーマに関しての作文
となっています。
内容としては、与えられたテーマがあり、そのテーマに関して自分で考えたものを自分の言葉で表現できるか?という部分が見られているのではないかと思います。
そして集団面接がありました。
娘の受験のときは「この箱の中に何かが入っています。触らないで中身を確かめる方法について議論してください」という内容だったと聞いています。
どういう感じで答えたか…それは本人しかわかりません。
ただ、自分の言葉でしっかりと答えるということが最低限できていれば、合格する確率はたかくなるはずです。
↑作文対策ができる通信教育
あの有名な早稲田大学の齋藤孝さんが監修しているテキストでしっかりとした基礎を学ぶことができます。こういう作文対策が必須なのが中高一貫校の受験になります。
※中等教育学校については別途記事にしますのでしばらくお待ち下さいm(_ _)m