今、多くの方が強制貯金という目的で教育費確保の方法として、どこかしらの学資保険に加入しています。
そこで、加入前に知っておくと便利!ということで、解約が多い学資保険ランキングを紹介しておきます。
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解約する理由は満期まで掛けられない
保険…
一昔前であれば、どの会社員でも、公務員でも年功序列という制度があったことで、毎年のように昇給があり、30代よりも40代のほうが給料が多いのが当たり前の時代でした。
ところが、ローマンショック後、その雇用形態は徐々に崩れはじめ、今は20代で勤めた会社に20年間在籍しても年間給料がほとんど増えていないということは当たり前のじだいになりました。
また、同居する家族が減ったため、世帯収入が減り、今や1世帯あたりの所得は200万円台〜400万円台という家世帯は約50%近くになっています。
何よりも、ボーナスがでる確約が一切ないという中小企業がとても多いことで、家族全員が生命保険を掛けるという時代ではなくなったのです。
しかし、学資保険というものだけは違います。
それは将来の教育費確保のために加入したという経緯があります。
でも、学資保険加入者の多くは、子どもが大きくなる過程でかかる習い事の費用、住宅ローンの返済などがあり、毎月の支出が予想以上に増えることを予測できずに学資保険に加入してしまいます。
となると、一番最初に手っ取り早く削れる部分は、保険の払込費用になるのです。つまり、お子さんが中学校にあがるタイミングで解約してしまうという方が非常に多いのです。
解約件数が多い学資保険
実は、学資保険というのはもともとが解約する前提で契約されるということを保険会社は知っています。
ところが、加入するという段階では、セールスをされる生保レディ、渉外担当、ファイナンシャルプランナー(FP)さんは、自分の報酬受取額が高い学資保険を勧めてくるものです。
つまり、学資保険と言えども、自分の目でしっかりとその保険会社が扱っている学資保険の内容を吟味してから加入するほうがいいというわけ。
で、何よりも加入するときには、家計の黄金比率というものに当てはめて、今の年収に見合った学資保険に加入するほうが大損しません。
本当はかなり迷ったのですが、先日、学資保険の無料の保険相談を利用した際に教えていただいたものです。
解約率がとても高い学資保険は、
- 富国生命 みらいのつばさ
- かんぽ生命 学資保険
- JAこども共済
ということです。
※富国生命学資保険は現在は販売停止(4月20日以降に再販売する見込み)
また、最近売り止めとなったアフラックなどの低解約終身保険も解約率がとても高いとのこと。
つまり、加入時は無理じゃなくても、子どもにお金がかかる時期になるととても負担になってくるのが学資保険の掛け金ということになるんだと思います。
学資保険中途解約と返還金のこと
例えば、毎月15,000円ずつ学資保険を掛けていたとします。
掛けた年数 | 掛け金総額 |
3年 | 540,000円 |
5年 | 900,000円 |
8年 | 1,440,000円 |
10年 | 1,800,000円 |
13年 | 2,340,000円 |
で…
問題なのは、中途解約しても学資保険というのは掛け金が全額戻ってくるということはほぼありません。これが通常の積立貯金との大きな違いなのです。
特に、3年、5年、8年まで頑張って払い続けていても、実際に解約して戻ってくるのはわずか30〜50%くらいになってしまうのです。
となると、解約するということを考えず、払込した金額を払込済みとして契約を直すことが一番いい方法となります。
ただし、この払込済みという契約ができる保険会社さんとできない保険会社さんがありますので、契約した保険会社に確認してみたほうがいいです。
ちなみに、この払込済みという方法は、裏技みたいなもので教えてくれるFPさんはとても少ないです。
私にこの情報を教えてくださったのが「保険のビュッフェ」のFPさんでした。
↑こちらに相談したときの体験談をまとめています。
また他にもいろいろな裏技を教えていただけて本当に助かりました!
そのためもし、解約する可能性があるというときは、児童手当を学資保険の掛け金に充てるという方法が一番、家計費の負担になりません。
↑この方法を教えてくださたのもFPさんです。
児童手当は中学校3年の3月末まで支給される認められた助成制度です。これは所得制限があるご家庭でももらうことができるものなので、これで学資保険加入というの私もアリだなと思いました。
お金が確実にもらうことができる前提で加入するわけなので、もし手取りが減っても解約せずに済ませられます。
もしこれから加入しようと思っている方は、児童手当のことも考えて加入を検討してみてください。