はじめての妊娠となったとき、1回も産婦人科を受診したことがない方が迷うのが産婦人科選び。
産婦人科と一口に言っても、様々な病院があります。そこで、はじめての産婦人科選びで最も大切なポイントを、経産婦の立場からアドバイスします。
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産婦人科選びは口コミはNGなワケ
産婦人科というのは、一口に言っても色々な経営パターンがあります。
総合病院の中の産婦人科
個人病院の産婦人科
助産師
これが基本的な括りとなります。
その中で、皆さんが多く選ぶのが
総合病院の産婦人科
または
個人病院の産婦人科
となります。
まずはじめの妊娠を確かめる産婦人科ですが、ホームページを見て、この先生なら任せてもいいかな〜と思う病院を1個選び行ってみましょう。
本当ならば、妊娠前に数か所、がん検診で行って確かめておくのがベストですが、妊娠していくということになりますので、そう何箇所も行っていられませんからね。
そこで、産婦人科のホームページを見て、医師の挨拶文やツイッターなどをみてみましょう。親切な先生なツイッターで色々な情報を発信しており、人柄も確認できます。
私の個人的な意見ですが…
混み合っている産婦人科というのは、混み合う理由があります。空いている産婦人科というのは、必ず先生に問題ありなので、そういう部分も確認してみるといいと思います。
もし、行ってみてスタッフ(看護師や医療事務の方)の態度が悪いと、ずっと通いにくいので、行ってみて失敗と思ったら、母子手帳を貰う前に別の産婦人科を受診したほうがいいです。
あと…大切なのは、通院時間。公共交通機関で行く場合、車で行く場合でも1時間以上かかる病院というのは疲れます。そのため30分圏内で行ける病院を探すのがいいと思います。
総合病院を選ぶメリットデメリット
総合病院というのは、産婦人科以外の診療ができるところで、普段行う健診からお産までできるというのがメリットです。
万が一のときにも対応できる点が人気の理由だと思います。
特に、臨月になる前のお産(早産)の場合は、個人病院では未熟児を管理できる施設がないことで、個人病院から総合病院に転院させるケースがあります。
そうなるとはじめから総合病院を選んでおけばよかったなということもあるかもです。
ただしデメリットもあります。
総合病院というのは、お産であっても個室の数が限られており、お産以外の患者さんが個室を使っている場合が多く、お産だからという理由で個室に入れて貰えないことがあります。
はじめてのお産なのに相部屋というのが嫌な方は、総合病院には適さないでしょう。
また食事の面では総合病院なので豪華な食事がでるわけではなく、他の入院患者さんと同じメニューが提供される点は少しなんとかしてほしいなと言う部分でしょう。
で…お産の時に担当の先生が不在で、大学から派遣されたインターンがお産に立ち会うということも稀にあるので、覚えておくといいでしょう。
個人病院を選ぶメリットデメリット
個人病院と聞くと、それってどんな病院?と思われるかもしれませんね。
今、多くの個人病院は◯◯病院という名称を付けておらず、◯◯クリニックという名称を使っている病院が増えています。
何よりも個人病院の場合、入院設備がない産婦人科もありますので、お産まで同じ病院でというときにはそういう中身まで下調べしておくことが大切です。
個人病院を選ぶメリットは、やはり個室が完備されており、入院がまるで一流ホテルのような扱いでお産ができる点でしょう。
最近の産婦人科の設備は、とても優れており、ALL個室という病院、お産をする専門のLDRなどを完備している病院が増えました。
また個室のレベルが上がっていて、少し高い料金を払えば部屋にシャワー&トイレ完備という部屋もあったりします。
デメリットとしては、やはり設備が良い分だけお値段も高くなっています。東京都内であれば50万円〜80万円というクリニックが多くなりました。地方でも40万円〜50万円と高いお値段でのお産となります。
出産一時金が40万円しか支給されないわけなので、完全にマイナスとなります。お値段だけを考えたら総合病院の方が圧倒的にやすくあがります。
私が選んだ産婦人科
3人目の産婦人科選びについて体験談を残します。
私は、2人目と3人目が10年空きました。
その間に3回流産をしており、さすがに通った病院に不信感がわきました。
そこで、次に妊娠したときは、別の病院へ行こうとずっと思っていました。そのため下調べをかなり行っていました。
まず見たのが産婦人科のホームページです。
そのホームページを見ると、やはり先生が目指しているお産の形があり、私が選んだ病院は、あの愛育病院の良い産院の10か条というものを提唱しているクリニックでした。
ホームページには、たくさんの赤ちゃんの写真が掲載されており、先生自身がツイッターを発信していたり、お産のための無料冊子を配布していたりと、今まで行っていた病院とは比べ物にならないほどの内容がありました。
そのためここなら安心して任せられる!と思って、受診したというわけです。
最終的に、入院したりして、この産婦人科を選んでよかった!と思えたので、ぜひ自分にあう先生と巡り会えることを願っています。