私は3人目の出産が35歳という年齢でした。
それが今からちょうど10年前のこと。当時は、多くの方が出産を30代で迎えるという時代にはいっており、リスクというものを重視し始めるころでした。
そんな私が実際に起こった体のトラブルについて書いておきます。
スポンサーリンク
35歳で出産を迎えるリスク
私が3人目を妊娠したとわかった時が、34歳の誕生日を迎えてからのこと。出産予定日が6月だったことで、出産時はかろうじて34歳ではありますが、その年に35歳になるという年齢でした。
そして、34歳で妊娠したというとき、怖かったのが妊娠で起こりうるトラブル。
何よりも、上の子2人は臨月であまりにも体重増加を経験しており、2人目の出産後、体重がなかなか減らず苦戦した記憶があるからです。
そのため、妊娠初期から気をつけたことが「食生活で普通よりも少なめに食べる」ということ。
ここを最も重視して過ごしました。
しかし、さすがに体は老化してたんでしょうね。
色々な妊娠時にトラブルが起こり始めました。
妊娠初期から抗核抗体が強い
私は、3人目を妊娠する前、3回の流産を経験していました。
そこで、あまりにも悲しい出来事が続くことに耐えられず、3人目の妊娠時には、上の子の産院を使わず、少し遠かったんですが、かなり有名な産院に変えたんです。
すると、その時に言われたのが、上の子2人の出産ができていて、何か体の中で抗核抗体が出始めそれで3回流産した可能性が高いと。
それから妊娠28週まで小児用バファリンを処方してもらいずっと飲み続けての出産となりました。
いきなりの高血圧
妊娠して、ちょうど8ヶ月目の健診のときでした。
私自身、相当体重増加を気にしており、妊娠8ヶ月までは3kgくらいで留めることができていました。(BMI計算で私は太っていたことで臨月までの体重増加は5〜6kgということだったからです)
しかし、わずか2週間の間に1.5kgも体重が増加しており、血圧も1回目「146/80」、2回目「134/82」という結果となり、カロリー制限というハンコを押され、食事療法の指導を受けて家で安静にしている条件がつきました。
その時に言われたのは、血圧の場合は上の高さよりも、下の高いことが怖いので、食事療法を行い出産まで頑張りましょうね〜ということでした。
その後、なんか頑張った記憶があり、とにかく妊娠初期くらいの食事量を守り、甘いものとか塩気の強いものを一切口にせず過ごせていました。
しかし、出産予定日が3週間後に迫り、ちょうど健診が1週間に1回になったときでした。
安定していた血圧が、検診時に高くなりました。
血圧は緊張すると高くなるので、30分横になってから測り直しましたが「138/82」という結果となり、やむなく入院。
3日間食事療法を行い、ヨガとかのマタニティスクールなどに参加をして過ごしてました。その後、血圧が安定したこともあり、無事に4日目に退院。
ただ、その4日後の健診のときに血圧の値が「145/95」となっており、30分横になって測っても「137/98」というかなりの高血圧であったことで、再入院。
予定日までは約2週間という状態でしたので、もう退院は無理かな〜という状態でした。先生からは主人を呼ぶように言われ、主人と一緒に説明を受けました。
「このまま出産まで入院していただくことになりますので…」
上の子2人は小学生であったわけですが…いくら大きくなっているとはいえ子ども2人を家に置いたまま出産まで入院という状況になり、涙が止まりませんでしたね。
↑妊娠中から栄養管理できるもち麦を紹介しています。
入院したことで産後の準備が不十分
出産予定日1ヶ月くらいって、産後の生活に備えての準備をし終えているのが通常ですよね?
しかし、3人目という経験があり、ギリギリで準備すれば間に合うと思っていました。
そう、入院を4日間したことで、予定が大幅に狂いました。
そのため、退院してすぐ買い物をしたり、必要なものを揃える、家の掃除をするなど、過度な家事をしてました。
きっとこれもいけないことだったんっだと思います。
入院がストレス
子どもと離れて過ごすことがなかった私。
一番つらかったのが、一緒に寝ている子どもがそばにいなかったこと。
何度も病院のベッドで涙しました。
食事制限で入院していますので、食事量は通常の2/3です。そして、おやつはなしで麦茶のみ。
病院食とはいえ、産婦人科の食事なのでそれなりに味付けはされているので食べる時に困るってことはなかったんですが…
やることがないわけで、本を読むとか、テレビを見るということしか出来ませんでした。
でも、もうすぐ生まれてくるとそういう期待だけして過ごしていましたが。。。子どもに会えない辛さというものが相当ストレスになっていたんだと思います。
そのため、血圧はなかなか落ち着かず…でした。
低体重児で出産
私の最大のリスクは…
子どもが小さめに生まれてきたこと。
10ヶ月間お腹の中にいたのに、体重は2,400g以下。
先生からは、エコーで見る推定体重は2,700gと聞かされていたので、生まれてきたときは驚きでした。
普通の産院で2,000g以下だったら、大きな病院に救急搬送していた…と言われました。それくらい、低体重児は危険なんだとその時にはじめて知りました。
思い返せば、妊娠8ヶ月くらいのとき、健診にくると先生がエコーの画面で何回も線を引き直して計算し直していたのを思い出しました。
その時から少し小さめだったのかもしれないですね。
生まれてすぐ、保育器に入ることになったので、通常かかる新生児管理料はなかったです。その代わり、子どもの保険証をすぐ持ってくるように指導されました。
お産費用が安かったメリット
私は、通常のお産費用よりもかなり安めだったと記憶しています。
上の子たちは平均して38万くらいだったのに、3人目は25万円で済みました。
明細を確認すると、
- 新生児管理料がない
- 出産時、入院していたこと
ということが大きかったみたいですね。
お金の面で言えば、入院が長かったことで、生命保険から保険が下りましたし、お産費用が安かったことで出産一時金が余ったことも大きかったです。
リスクもあれば、メリットもあったということです。
でも、本来はお金のメリットよりも、体のリスクを最小限に抑えるほうが大切なので、ぜひ35歳でお産をされる方は、注意して欲しいと思います。