お子さんの医療保険、我が家はしっかりと日額5,000円以上出るように掛けています。しかし、周りを見ると、掛けているご家庭と、全く未加入というご家庭にはっきりと分かれるのです。
そこで、医療保険にまつわるメリット、デメリット、掛けなくてもいい理由、掛けたほうがいい理由について徹底的にまとめてみます。
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医療保険はそもそも必要?
お子さんが生まれると、市町村単位で異なるものの、中学校卒業(中には高校卒業まで)までならば、各市町村から医療費助成という制度を受けられ、通院500円程度、入院1日1200円程度という低価格で治療を受けることができます。
そのため、無理に医療保険には入らず、そのまま大学になるまでというご家庭も多いようです。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか?
医療保険のメリットとデメリット
まず、医療保険を掛けるデメリットですが、毎月、一定の掛け金を支払うことになります。どんなに安い掛け捨て保険であっても1,000〜2,000円程度の支出が増えるのです。
お子さんが1人であればいいですが、3人であれば3,000〜6,000円という金額が毎月出ていきますので、それだけ家計負担が増えるということになります。
また、安い掛け金の保障内容は当然、低い金額の保障になりますので、最低限掛けようとするなら掛け金はもっと高くなるという感じになります。
他にもデメリットとしては、掛けている期間に医療保険の請求をしないことがあるということ。これは積立型であれば、掛け金を積み立てるためいいのですが、掛け捨ての医療保険の場合、積立分が一切ありませんから掛け損になる可能性があるということ。
入院するか、しないかってのはわからないものですから、そういう部分の損はある程度覚悟しなければいけません。
そして、万が一、病気になってから加入しようとすると、その病気に関しては1年以上経過しないと医療保険といえども加入できないというデメリットがあります。
逆にメリットとなるのは、1番は入院したときの保障が受けられるということ。
病気であっても、ケガであっても入院したときには1日5,000円とか7,000円という自分が加入したときの補償金額を受け取ることができます。
医療保険というのは、1人いくらというMAX金額はありませんから、仮に、A社5,000円、B社5,000円という形で、別々の医療保険に複数入っても問題ありません。
特に、乳幼児となる0歳〜6歳くらいまでの入院ですと付き添いが必要ですよね?となると、ママやパパが会社を休んで病院に行って世話をします。
その期間、有給を使うことができる会社ならいいですが、有給が使えない会社ですと欠勤扱いになり、給料が減額されます。
その部分を補うために子どもの医療保険があります。
また、手術をすれば手術手当金というものが給付されますから、入院費+手術手当金という両方の保険金を受け取れます。これが最も大きいでしょう。
なによりも、喘息やアレルギー、てんかんという子ども特有の病気を持っているお子さんは、病気になってからだと医療保険には加入できないので生まれてすぐ掛けてあることがベストです。
他にも、医療保険の掛け金は、年末調整や確定申告時に保険控除というものに使うことができます。家族全員が医療保険に入っていれば掛け捨てならば、掛けた金額すべてが医療保険控除で使うことができますので、節税となります。
医療保険に入らない理由
医療保険に入っていないご家庭がいるというお話をしましたが…
なぜ、加入してないのか?
それは、それぞれの地方自治体が行っている子ども医療費助成という制度が充実しているからです。
新潟県の子ども医療費助成ですが、各市町村ごとに違っていますが、その中で入院や通院費の助成が高校卒業まで行われています。
東京都も一部地域になりますが、高校卒業まで医療費の助成が行われますので、医療保険に加入する必要はほぼないと言ってもいいと思います。
- 通院月4回まで:1回530円
- 入院1日:1,200円
この保障を受けられるのがメリットと言ってもいいでしょう。
また、入院すれば、高額医療の対象金額に達すれば、還付される金額がありますので、その保障も一緒についてきますので、さほど思ったよりは大きな出費とはならないと予測できるため、小さいうちは医療保険には加入していないという現状があります。
我が家が医療保険に加入した理由
我が家は、掛け捨ての医療保険に入っています。学資保険とは別に、単独で医療保険を掛けています。
家族全員が掛け捨ての医療保険に入っていて、年間12万円くらいの出費になってます。しかし、割戻金がありますので実際は9万円くらいの掛け金で掛けているということになります。
私が、家族全員の医療保険に加入した理由は、子どもが入院したときに自分が仕事を休み入院時に付き添いをしなければいけないかもしれない…という不安があったからです。
私の場合、フリーランスで仕事をしており、在宅で仕事をしている関係で、家で仕事ができない時間が増えると、必然的に収入減となります。これを補うための医療保険ということで掛けています。
1人目の子供ですが、足を数センチ切り日帰りでしたが縫合手術をしています。この時、手術金と通院費用として5万円くらい頂きました。通院もしましたのでかなり助かっています。
2人目ですが、階段から転げ落ち、あごを数センチ切り、縫合の手術を日帰りでしました。この時も、手術手当金という形で7万円ほど貰いました。
このように、病気だけじゃなくてケガして日帰り手術しても保険は出ます。
つまり、万が一の保障なんで、病気でもケガでもでるというのが医療保険のメリットです。このときに掛けていたからこそ出てお金をもらっています。その恩恵をしっているからこそ、家族全員が医療保険に加入しています。