2016年1月に実施されたマイナス金利。
この影響を受けているのは、間違いなく貯蓄型の保険です。
その中で、これからお子様を予定されているプレパパさん、プレママさん、お子さんがもうすぐ生まれるプレパパさん、プレママさんには学資保険を検討する方もいらっしゃるでしょう。
しかし、学資保険を検討する前に、事前に確認しておくべきことがあります。
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加入前に事前に確認すべきこと
私は、大学生の子供がいるので、これがよくわかります。
学資保険って、加入しよう!と思っても、資料請求、契約内容の把握、毎月の掛け金、受け取り時の満期金など確認すべきことがあります。
ただ、これは、何かを契約する段階で、確認することは当たり前のことなんです。
でも、それ以外に確認すべきことがあります。
それが「子どもが進学するゴールの目安を付ける」ということ。
つまり、自分のお子様の人数で子どもが大学に入学するまでのライフプランを立てることです。
子どもが大学に入るまでのライフプラン
子どもが大学に入学する前提で計算してみます。
夫、妻、子ども、それぞれのライフイベントを書き出し、大きなお金がでていくシュミレーションをしておくのです。
今、ネットではこういうライフプランシュミレーションがいっぱいあります。
それを利用するのもいいです。
ただ、手書きで書くことが最も良い気がしますので、こちらにPDFを作りました。
↑こちらは5年分書けるようになっていますので、何枚も印刷してお使いください。
親が出してあげられる学費
今、私の周りでは学費を親が出すご家庭の年収は800万円以上でしょう。
ただ、私が上の子を産んだ時、学資保険の返戻率は130%を超えており、100万円満期のものを掛けて130万円でした。
我が家は親が全期前納で掛けてくれていたものが300万円だったことで、子どもには学費を出してあげられました。
しかし、思っていた進路とはかけ離れてしまい、学費と生活費をあわせても4年間を賄うことができないと思ったので、高校3年のとき第一種奨学金の予約をし、それを借りて大学生活を送っています。
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大学進学にかかるお金をすべてまとめてみた!
我が家は、子どもが3人います。そのうちの2人が大学生になりました。県外の国公立大学に1人、県内の私立大学に1人通っています。 そんな大学に通っている子どもがいるからわかる!大学進学にかかるお金について ...
私は、過去に何度もこのライフプランシュミレーションをしています。しかし、そのとおりに行かないのが子どもの進路です。
もし3人目の子どもが医療系または理系の大学に行きたい、県外の大学に行きたいとなれば、自己資金だけでは無理があります。そのときは、間違いなく第一種奨学金に加え、第二種奨学金をあわせないと足りなくなるでしょう。
そういうシュミレーションもしておくべきだということです。
自分の年収に見合った学資保険の加入が鉄則
出生届が出されると、どこからともなく学資保険の勧誘、幼児教育の勧誘が始まります。
しかし、勧誘する方は、その家の家計状況を一切把握していないことが多く、学資保険の勧誘だと満期金300万円のプランを持ってくるのです。
例えば、年収400万円のご家庭と年収800万円のご家庭では、掛けることができる保険料に大きな差があります。
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家計の黄金比率とは?お金を貯めたいなら絶対に知っておくべき!
先日、ふと我が家の支出の割合を見ていたら、あの有名なFPさんの横山光昭さんの記事を目にしました。 そこに書かれていたことはほんの一部ではありますが、どうやら以前、NHKのテレビの出演された時に「家計の ...
こちらは、ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんが提案している「家計の黄金比率」です。
保険料の黄金比率は6%です。
年収400万円の方の手取りは305万円、年収800万円の方の手取りは563万円です。
では保険料にかけてもいいとされている割合は以下の通りです。
年収400万円:183,000円
年収800万円:337,800円
差額は、154,800円です。
まさに、学資保険満期金300万円分の掛け金ほどの差があります。
いきなり、勧誘された満期金300万円に入って、本当に解約しないで18歳まで過ごせるか…ということを事前に確認しなければいけないのです。
何よりも、途中で解約することは最も損することになりますので、解約するようなら加入しないほうが良かった…とならないように、しっかりとこれからの人生シュミレーションをすべきなのです。
子どもが生まれてないのに…とか、まだ子どもが小さいのに…ということで、ライフプランシュミレーションをする時間もとれないかもしれません。
しかし、アバウトな家計状況の把握で、お互いに相談しないまま、勝手に加入してしまうと、後悔するかもしれませんので、必ずご夫婦でしっかりと話し合いしてください。